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コラム

塗装屋さんのホームページってどこを見ればいいの?

本当にありがたいことですが、毎週末、現地調査や御見積書、施工に関する説明で1日が埋まっている状況が続いております。

そういった日々を過ごしていく中でよくお聞きする言葉がありますので、今回はその言葉に対する私なりの回答をコラムにしていきたいと思います。

よくお聞きする言葉・・・・・それは

「色んな塗装屋さんのHPを見たけど、どこが本当に良いのかわかりづらいよね」

「どこも良い事ばかり書いてあるよね」

!!! 確かに私もそう思います。

HPというものは自社をお客様へ売り込んでいくツールのひとつなので、どうしても良い事ばかりを書いてしまうということは、ある程度仕方がない事なのかなとは思います。逆に言えば自社の悪い部分などは記載しませんよね。
また、塗装屋さんのホームページといえば塗り替えのサインだったり、自社の強み、下地処理の方法など、どこも同じような内容ばかりで確かにどこの会社が良いのかわからないような状況だと思います。(弊社のHPも同じような内容がたくさんあります・・・)

そんな中で「VEさん。HPを見て良い塗装屋さんだと簡単に見分ける方法ってあるの?」という質問をされます。

最初にそう言った質問をされていた頃は「金額も高くなってしまう工事なので、ゆっくり検討しながら、色んな情報を集めて御自身が信用できると思った業者さんに頼むのが一番ですよ」という回答をしていました。

ですが、多くのお客様から同じ質問をいただくうちに、より簡単に見分ける方法はないかな?と自分自身でかなり考え込んでいました。

そこで私なりの結論としてはたった2つのことを見るだけでもかなり絞れるんじゃないかなと思うようになりました。

そのたった2つのこととは・・・

「施工実績が豊富であること」

「塗装工事業と防水工事業の県知事許可を持っているのか」

意外にも、この2つを確認するだけで多くの業者さんを省くことができます。(もちろんこの範囲の中にも良い業者さんがいらっしゃるとは思いますが、簡単に見分ける方法としてここでは省かせていただきます)

では何故、この2点を見るだけである程度の事が分かるのかと言いますと、

ひとつめの「施工実績が豊富であること」

これは、うたい文句で「累計施工実績〇〇〇〇棟」や「創業〇〇年」等といった類の話ではなく、実際にHPに掲載されている施工実績を見ることが重要です。

もっと具体的な数を言うと少なくとも100件以上の施工実績の掲載があることが1つの基準なのだはないかと思われます。

例えば弊社では2020年5月現在で2003年の個人創業から約17年間に亘り、1日で終わる小工事などを含めると1年でおおよそ150件ほど仕事をさせていただいております。

言葉だけで言えば17年×150件で累計2500棟超えとなってしまいます。
じゃあ小さな工事まで施工実績としてHPに掲載するかというとそうでもありません。

また、1日で2~3件回ることもありますので、明らかな誇大表示となってしまいますよね。

ただ言葉だけで「経験豊富な職人が施工します」・「〇〇年も地域の皆様に愛されてきました」などよりも実際にどれくらい施工してきたのかが重要ではないでしょうか?

まさしく「百聞は一見にしかず」ですね。

いかにHP上の写真とは言え、やはり、ご自身の目で施工前と施工後を確認できる施工実績は一番の説得力になりますし、それだけ多くのお客様に塗り替えのご注文をいただいている証だとも言えます。また、施工後もお客様と良好な関係性を築けているのであれば、実際に施工した現場を見学しに行くことも可能となります。そういった意味では施工実績をHP上に豊富に上げているのは良い業者を見分けるひとつの目安にできるかと思います。

また、

「塗装工事業と防水工事業の県知事許可を持っているのか」についてですが

私たちが日々塗り替えをさせていただいている住宅には外壁や屋根の塗装といった塗装工事の分類だけではなく、防水工事にあたるシーリングやベランダ防水などもほぼ必ずといっていいほど一緒に施工することがあります。

例えば塗装工事業の許可を持っていても防水工事業の許可は持っていない。また逆も然りなのですが、よくよく考えると疑問に思えてきませんか?

例えば、今回の塗り替えでは塗装をする前にシーリングの打ち替えを行うのに、防水工事の許可が無い。

これって「経験豊富な職人が施工します。」・「1級塗装技能士が施工します」っていう言葉だけで安心できますか?

また、住宅の塗装では現地調査が重要にもなってきます。現地調査を踏まえたうえで適切な施工方法を考え、その工事内容を見積書に反映させていく。これも塗装と防水、どちらか片方でも欠けていればおのずと適正な工事とは言えない状況になる恐れがありますよね。

確かに県知事許可というものは500万円以上の工事を請け負う場合に必要な許可であり、通常の住宅の塗り替えでは必要というものではありません。

しかしながら、県知事許可というものは5年毎に更新する必要があるのですが、それとは別に毎年、工事の実績を所轄の行政機関に報告する義務があります。

報告を行うということは毎年塗装工事と防水工事の施工報告を上げているということになり、それだけ多くの施工を行っているという証にもなります。

こういった言葉だけではなく、様々な許可も簡単に良い業者を見分けるひとつの方法だと思えます。

もちろんこのコラムで記載したものがすべてとは言えませんし、時間をかけてしっかりと業者を選定するのが一番だとは思いますが、HP作成業者に頼めば簡単に見栄えの良いHPが作れてしまう現状(実際に塗装の知識が無くても検索すれば簡単に真似できてしまいます)を考えれば、良い業者と出会うひとつの方法だと思えますので、参考になれば幸いです。

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