コラム

ラジカル制御塗料って本当に15年持つの?

外壁塗装勉強会で満足度100%を200人連続で達成した講師が語る塗装の現実!その1

外壁屋根塗装勉強会の講師として

これまで50回以上開催し、延べ200人を超える方に

お話をさせていただいた中で色んな質問をいただいてきました。

そんな中で多くの質問が上がった事例をシリーズ化して話していきたいと思います。(凄まじいまでの量の質問に答えてきたので、とにかくたくさん話すことはあります(笑)

まずは第1回!!

毎回とは言いませんが、かなり聞くフレーズです。

ラジカル制御塗料は15年くらい持ちますよって言われたのですが?本当ですか?

答えから先に話すと、私個人の考え方にはなりますが、正直な話、持たないと考えております。

私が提案するのであればラジカル制御塗料は10年という提案になる塗料グレードですね。

そもそも各塗料メーカーがカタログに記載している期待耐用年数という基準はどういった基準で書かれているのかご存じですか?(ちなみに塗料のカタログには期待耐用年数はあくまで目安であり、立地条件や周辺環境によって変わります。みたいなことを注記で小さく記載しております)

例えばラジカル制御塗料であれば12年~16年という結果が出ているので、15年程期待できます!とか言われていませんか?

期待耐用年数の根拠となる促進耐候性試験とは?

実は期待耐用年数○○年~○○年という年数は促進耐候性試験のクリア時間をもとに算出されております。(ここだけの話、とあるメーカーなどは期待耐用年数という表記自体を記載をせずに、何時間をクリアしたから耐候性〇種の基準をクリアしたなど、数字としては示しておりませんが、試験結果のグラフをもとに塗装会社が勝手に解釈して話していることが多いです)➡これが塗装会社によって言っている年数が違う理由の一つです。

促進耐候性試験自体は一昔前まではスーパーUV・キセノンランプ、暴露試験など各塗料メーカーで採用していた試験が違ったので比較しづらかったのですが、現在では産業製品の規格や測定法が定められた国家規格であるJIS規格に沿ったキセノンランプ式試験が主流となっているため、各メーカーの塗料比較がしやすい環境となっております。

実は塗料メーカーごとに基準が違う?

しかしながら、キセノンランプ式試験の結果に基づいた期待耐用年数の基準はメーカーごとの基準で設定しているので、期待耐用年数で比較してはいけないのです。

わかりにくいですよね

なるだけわかりやすく話をすると

例えばですが、

とある有名なラジカル制御塗料ですがキセノンランプ試験を3000時間をクリアしております。

この場合、1年をクリア200時間と計算すると期待耐用年数は15年、クリア300時間と計算すると期待耐用年数は10年となります。

お分かりですか?

キセノンランプ式試験の結果は変わらずとも1年あたりのクリア時間の設定次第で、同じクリア時間でも期待耐用年数の表記に違いが出るということです。

ですので、期待耐用年数というもの自体が全く同じ条件で記載されているという概念が存在しませんので、期待耐用年数の表記や塗装会社が勝手解釈で話している年数は鵜呑みにしてダメだということにもなります。

ラジカル制御塗料は濃い色を選ぶと性能が落ちる?

更に言うと、塗装する色でも耐用年数でも変わってきます。

細かい話にはなりますが、濃彩色(黒や茶、紺など)のラジカル制御塗料は白系の色に比べてラジカル制御塗料の肝ともいえる酸化チタンの含有量が少なくなってしまう傾向があるため、劣化因子であるラジカルを捕捉する機能が働きづらいのです。

ということは15年持ちますよ。という根拠であったラジカル制御機能が働きづらい色を塗装した場合、どうなるのでしょうか?

答えは自ずとわかってきますよね。

思ってた以上に持たないということです。

実際に現場に入っていると感じること!

また、私自身も現場に入ったりすることも多いので、体感している事なのですが、夏の暑さが年々増してきており、ジリジリと焼けつくような感じがしております。

もちろん気温が高いということもありますが、塗装の劣化要因である紫外線の照射量も増えていると聞いております。

ということは少し前まで10年程持っていた塗料が数年先には8年程しか持たないってことも考えうることだと思います。

何しろ宮古島にあるウェザリングセンターという大気暴露環境による耐候性試験を行っている場所では紫外線照射量が本州の3倍ということで、宮古島で5年持てば、本州では15年持つ一つの根拠とも言われておりますので、あながち遠い未来の話でもないと思いませんか?

まとめ・・・ラジカル制御塗料は耐久性は10年で見ておいた方が良い!

以上のことを念頭に置けば、ラジカル制御塗料で15年持ちますよ。と言われているのは疑問に思えませんか?

あくまで私個人の考えにはなりますが、外壁塗装というのは高額な工事であり、そう頻繁に行うことであってはいけないものだとも思っております。

そういう観点から考えると、日が当たりづらい北面などは15年持ったけど、日がよく当たる南面や西面は10年しか持たなかった。

それで本当に良いのでしょうか?

私は外壁塗装勉強会などでよく「今の時代はお客さんが塗装業者を選ぶ目を持たなければいけない時代になっている」と言っております。

塗料メーカーがカタログで期待耐用年数で書いていたから・・・

一般的にはそう言われているから・・・

そういった逃げ道が散見されるような未来にはなってほしくはないものです・・・

塗装のプロとして、10年なら10年、15年なら15年

確実に持つような仕事をお客様へ納品するのが私たち塗装業者の仕事なのだから・・・

ちなみに弊社ではラジカル制御シリコン樹脂の次回塗り替え目安は7年~10年と話しております。

あくまで私個人がこれからの気象状況などを念頭に置いたうえで考えている事ではありますが、お読みになった方へ参考になれば幸いです。

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