コラム

佐賀のダイワハウス外壁塗装|外壁材・コーティングの種類と塗り替えの注意点

「ダイワハウスで建てた家の塗り替えを考えているけれど、一般の塗装店にも頼める?」「見積もりに書かれた下塗り材は、うちの外壁に合っている?」

佐賀でこのようなお悩みをお持ちの方に、最初にお伝えしたいのは、ダイワハウスのお住まいでも、外壁材と表面のコーティングによって必要な工事が変わるということです。

DCウォールのXEコートMだけでなく、DXウォールやベルサイクスのKIRARI+、タイル外壁、塗り壁など、それぞれ確認すべき点があります。上塗りに高性能な塗料を選ぶだけでは、適切な塗り替えにはつながりません。

この記事では、VEシステムズの視点から、主な外壁材・コーティングの違いと施工時の注意点を整理します。難付着系サイディングで検討する、アステックペイント・日本ペイント・ロックペイント・関西ペイント・エスケー化研の下塗り材もご紹介します。

本記事はVEシステムズが独自に作成した解説です。大和ハウス工業による監修・推奨・施工認定を示すものではありません。各社の名称・製品名は、解説の対象を特定するために記載しています。

最初に押さえたい3つのポイント

  • 「ダイワハウスの外壁だから同じ仕様」で決めず、外壁材と既存のコーティングを確認する
  • 特殊コートへの付着性に加え、目地・ひび割れ・タイルの浮きなど、素材ごとの補修を考える
  • 下塗り材の製品名・色・上塗りの組み合わせを、メーカー仕様と必要な試験施工で確認する

目次

最初に確認するのは「外壁材・表面コート・目地」の3つ

DCウォール・DSウォール・DXウォール・ベルサイクスは、外壁材の商品名です。XEコートMやKIRARI+は、表面の塗装・コーティングの名称です。そして、パネルのつなぎ目にはシーリング材やガスケットなど、別の部材が使われています。

外壁材が何か、表面に何が施工されているか、目地はどの仕様か。この3つを分けると、見積もりで確認する内容が分かりやすくなります。

建築時期、住宅商品、色柄、増改築や塗り替えの履歴によって仕様は異なります。外観や築年数だけで決めず、新築時の仕様書や工事記録と現物を照らし合わせます。

ダイワハウスの主な外壁材と、施工時に注意すること

代表的な外壁材・仕上げの比較
外壁材・仕上げ 特徴・表面仕様の例 塗り替え・補修時の注意点
DCウォール 窯業系サイディング。XEコートM仕様など 外壁名だけでコートを確定せず、無機系など既存面に適合する下塗りを選ぶ
DSウォール 厚みと立体感のある窯業系サイディング。XEコートM仕様がアステックペイントの公開資料に記載 難付着面への対応と、凹凸・目地の奥への塗り残しを確認
DXウォール 窯業系サイディング。KIRARI+の光触媒コート仕様 光触媒対応を確認。透明下塗り・クリヤー仕上げの可否を個別に判断
ベルサイクス 深い彫りが特徴の窯業系外壁材。KIRARI+採用の仕様 光触媒への適合に加え、深い凹凸に応じた塗布量・塗り残し・意匠の変化を確認
タイル外壁 タイル本体を張った仕上げ。タイル調サイディングとは別のもの まず浮き・割れ・目地・下地を点検。全面塗装を前提にせず、洗浄や補修の必要性を判断
塗り壁・吹付仕上げ 塗り材や吹付材で質感をつくる仕上げ。下地の構成は工法ごとに異なる ひび割れ・浮き・既存模様・透湿性などを確認し、補修方法と仕上げ材を決める

※上表は代表的な例で、全商品・全建築時期を網羅するものではありません。外壁名からコーティングを一律に決定しないでください。資料:DCウォール/DSウォール/DXウォール/大和ハウス工業「xevoΣ:高耐久」の解説

DC・DSウォール|高耐候の表面を、一般の塗膜と同じ扱いにしない

アステックペイントは、DC・DSウォールについてXEコートMを施した仕様を紹介しています。このような難付着性の面では、一般のサイディング用下塗り材で十分な付着が得られるとは限りません。板そのものの傷みと、表面コートへの付着性を分けて確認します。

DXウォール・ベルサイクス|光触媒への適合と凹凸への施工管理

大和ハウスの公式情報では、DXウォール・ベルサイクスにKIRARI+を採用する仕様が紹介されています。表面の光触媒コートに適合する塗装仕様の確認が必要です。

ベルサイクスの「12mm」は、公式に紹介されている彫りの深さで、外壁材の厚さではありません。深い凹凸では平滑な壁と同じ面積でも塗料の使用量や施工の手間が変わります。谷部分の塗り残しや材料のたまりに注意し、元の陰影や色柄をどこまで残すかも事前に共有します。

資料:大和ハウス工業「ベルサイクス」の紹介資料

タイル外壁|塗る前に、浮き・割れ・目地を調べる

タイルは、窯業系サイディングとはメンテナンスの考え方が異なります。まず、タイルの浮きや割れ、目地、防水に関わる部分の状態を点検し、必要な補修・張り替え・洗浄を検討します。色を変えるなどの目的で塗装する場合も、タイルの種類や既存の表面処理に合う仕様が必要です。

「タイルだから何もしなくてよい」「汚れているから全部塗ればよい」とは判断できません。なお、タイル調の模様が付いたサイディングは、タイル外壁として扱わないことも大切です。

塗り壁・吹付仕上げ|ひび割れの原因と、残したい質感を確認

塗り壁は、見た目が似ていても下地や工法、既存の塗り材が異なります。ひび割れの幅・深さ・動き、浮きや水分の影響を確認し、必要な補修と塗り替えの仕様を決めます。

全面を厚く塗ることや、弾性のある下塗り材を使うことが、どの壁にも正解とは限りません。断熱性の高い外壁では、蓄熱や水分、旧塗膜との組み合わせも考慮します。既存の模様を残すのか、模様を復元・変更するのかまで見積もりで確認しましょう。

資料:大和ハウス工業「SMILE Edition」の外壁紹介/大和ハウス工業「住まいの手引き:保証・点検プログラム」

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XEコートM以外も確認|主なコーティングの種類と違い

同じ「XEコート」という呼び方でも、末尾の記号や世代が異なる仕様があります。また、汚れを落としやすくする仕組みが似ていても、光触媒とナノ親水コートは同じものではありません。

表面コーティング別に確認したいこと
コーティング名 主な特徴 塗り替え時の確認
XEコートM 無機系の高耐候コーティング 難付着面への下塗り適合。下塗りの色やクリヤーの条件も確認
XEコートF フッ素系の高耐候コーティング フッ素系の既存塗膜への適合を確認。Mの仕様を名称だけで流用しない
XEコートH 光触媒コーティングとして発売時の公式資料に記載 光触媒面としての塗装適合と、色別の既存仕様を確認
XEコートII(Ⅱ) 高耐候コート。公式資料にはXEコートMIIの表記もあり、色によってナノ親水コートの有無が異なる仕様 世代・品番・実際の表面処理を特定し、メーカーに適合照会。光触媒と混同しない
KIRARI+(きらりプラス) 光触媒を取り入れた高耐候・防汚の塗装 光触媒対応の製品・色を選定。クリヤー可否と、塗り替え後の機能の変化も確認

大和ハウスの公式資料には、XEコートHを採用する住宅でも、色によってXEコートFを使用する例が記載されています。一軒の住宅でも、面や色によって既存コートが同じとは限らないということです。

また、KIRARI+の光触媒機能は、光が当たりにくい場所や汚れの種類によって効果に条件があります。一般の塗料で塗り重ねる工事を、元の光触媒や親水機能までそのまま復元する工事と考えないようにしましょう。

資料:大和ハウス工業「CSRレポート2014」冊子21頁(XEコートM/F)/大和ハウス工業「xevoEDDI」発売資料(2009年・XEコートHと色別仕様)/大和ハウス工業「skye:安心・安全の技術力(耐久性)」

特殊コーティングの塗り替えで重要な注意点|上塗りより先に付着性を確認

既存コートへの付着性を確認して下塗り材を選ぶ

無機系などの特殊なコーティング面では、一般的な下塗り材で十分な付着性が得られないことがあります。そのまま上塗りをすると、塗装直後はきれいでも、後から剥がれにつながるおそれがあります。

「無機塗料を上塗りするから大丈夫」「高耐久塗料だから下塗りは何でもよい」とは判断できません。新築時のコーティングと、塗り替えで使う下塗り・上塗りの組み合わせを確認する必要があります。

「難付着対応」と書かれていても、現場確認は必要

難付着対応の下塗り材は有力な選択肢ですが、既存塗膜の種類や傷み方によって、適用や下地処理の条件が変わります。実際に、エスケー化研のカタログにも、無機系コーティング面の中には適用できないものがあることと、試験施工での確認が記載されています。

表面に光沢が残る場合など、目荒しが必要な仕様もあります。一方で、何でも強く削ってコーティングを全面除去すればよいわけではありません。採用する製品と現場の状態に合わせて、必要な処理を決めることが重要です。

「下地調整」と「下塗り」を分けて見積もりを読む

下地調整には、汚れや弱った塗膜の除去、ひび割れ・欠損の補修、必要な目荒しなどが含まれます。対して、下塗り用シーラー・プライマーは、既存面と新しい塗膜をつなぐ役割を担います。

ひび割れを埋める補修材や、凹凸を整えるフィラーと、難付着面への密着を確保する下塗り材は、役割が異なります。見積もりに「下地調整一式」とある場合は、補修内容と下塗り材の両方を確認しましょう。

目地は、防水・排水の仕組みを確認してから処理する

ダイワハウスには、外壁表面の一次防水に加え、二次ガスケットや透湿防水シートなどで内部への浸入を防ぎ、通気層から排水する仕様があります。見えるゴム状の部材をすべて同じものとして撤去したり、通気・排水に必要な部分をふさいだりしないよう、構造と補修の範囲を確認します。

目地の補修を「上からコーキングして塗れば完了」と考えず、既存の役割を踏まえて材料・施工方法を選ぶことが大切です。

資料:大和ハウス工業「skye:安心・安全の技術力(耐久性)」

主要5メーカーの下塗り材|難付着系サイディングの色付き塗装で検討する製品

ここからは、主に無機系・フッ素系・光触媒系などのコーティングを持つ窯業系サイディングを、色付き塗料で塗り替える場合の情報です。タイル外壁・塗り壁などへ同じ仕様を一律に当てはめるものではありません。

以下は、各塗料メーカーの公開資料から確認した製品です。アステックペイントの公開情報では、DC・DS・DXウォールを対象とする下塗り材の案内を確認できました。他の4社は、無機系・光触媒系などへの対応を確認した候補であり、XEコートやKIRARI+の全仕様への個別適合を確認した一覧ではありません。

これらは塗料メーカーが公表している技術情報であり、大和ハウス工業による他社塗料の採用承認・施工認定や、住宅の保証継続を示すものではありません。

実際の採用では、既存の仕様・状態、試験施工、上塗りとの組み合わせをメーカーへ照会して決定します。

塗料メーカーの公開資料で確認した製品と選定上の注意
メーカー 下塗り材 確認できた適用・注意点
アステックペイント エポプレミアムシーラープライマーJY(白)
プレミアムSSシーラープライマー(白・グレー)
アステックペイントのDC・DS・DXウォールに関する公開情報に記載。色の指定も確認
日本ペイント ファインパーフェクトシーラー(2液形) 無機・有機ハイブリッド技術による高付着型。XEコートMへの適合は個別確認
ロックペイント ハイパーシーラーエポ 光触媒・無機・フッ素コーティングの工場塗装板に対応。上塗りに制限あり
関西ペイント アレスダイナミックシーラーマイルド 無機系樹脂・光触媒処理などのボードにも対応。指定する上塗りとの仕様を確認
エスケー化研 エスケーハイブリッドシーラーEPO 光触媒・無機系コーティング面にも対応。適用外があるため試験施工が必要

アステックペイント|製品名だけでなく「色」の指定も確認

アステックペイントのDC・DS・DXウォールに関する公開情報では、エポプレミアムシーラープライマーJYは白、プレミアムSSシーラープライマーは白・グレーが示されています。同じ製品に透明タイプがあっても、この案内を透明に読み替えないことが大切です。DXウォールには、同社製品のクリヤー仕上げなどについて別の制限もあります。

エポプレミアムシーラープライマーJYはA液:B液=5:1で混合し、混合攪拌後に15〜20分程度の熟成が必要です。プレミアムSSシーラープライマーはA液:B液=19:1で、電動攪拌機による1分以上の十分な混合・攪拌を行います。どちらも希釈不可です。

また、SSは25℃の場合、水性上塗りまで3時間以上、弱溶剤上塗りまで16時間以上と条件が異なります。同じ日のうちに次の工程へ進められるかは、上塗りの種類と環境で判断します。

資料:エポプレミアムシーラープライマーJY/プレミアムSSシーラープライマー

日本ペイント|2液形ファインパーフェクトシーラー

ここで紹介するのは、弱溶剤2液形のファインパーフェクトシーラーです。塗料液:硬化剤=5:1で混合し、無希釈で使用します。23℃での塗り重ねは4時間以上7日以内が目安ですが、高温時には上塗りを3日以内に行うという注意があります。

既存の塗膜だけでなく、経年劣化したサイディングの表層から剥がれる可能性も確認します。なお、このシーラーの上にクリヤー塗料を使うことは避けるよう、公式カタログに記載されています。

資料:日本ペイント公式・製品情報とカタログ

ロックペイント|ハイパーシーラーエポ

主剤:専用硬化剤=5:1で混合し、通常は希釈せずに使用します。標準は1回塗り、23℃で上塗りまで4時間以上7日以内です。

注意したいのは、上塗りに使える1液弱溶剤型塗料が限定されていることです。2026年8月の公式資料では、1液ユメロックDX・1液ユメロックルーフを除く1液弱溶剤型塗料は適応不可とされています。下塗りが付着すればどんな上塗りでもよい、という選び方はできません。

資料:ロックペイント公式カタログ/製品説明書

関西ペイント|アレスダイナミックシーラーマイルド

ベース:硬化剤=5:1、無希釈で使用する2液形の下塗り材です。公式カタログでは、特殊な無機系樹脂や光触媒処理などを施した窯業系サイディングにも対応することが示されています。

標準は1〜2回塗り、23℃で次工程まで4時間以上7日以内です。吸い込みや傷み、仕上げに使う塗料を踏まえて施工仕様を決定します。「アレス」などシリーズ名が同じでも、別の下塗り材へ自動的に置き換えることはできません。

資料:関西ペイント公式カタログ

エスケー化研|エスケーハイブリッドシーラーEPO

主剤:硬化剤=100:20、つまり5:1で混合し、無希釈で使用します。23℃での工程間隔は6時間以上7日以内です。

公式カタログでは、無機系コーティング面の中には適用できないものがあるため、事前に試験施工で付着性を確認することが明記されています。光沢が残る劣化していない下地では目荒しを行い、付着に問題がある場合も処理条件を検討します。「対応品を選んだから下地処理を省ける」という理解は避けましょう。

資料:エスケー化研公式・製品情報/公式カタログ

調合・塗布量・乾燥時間の確認表

下表は、工事内容を確認するための標準値の整理です。現場での使用は最新版の施工仕様に従います。混合比は重量比で、塗布量には製品ごとに対象下地や回数の違いがあります。単純な大小で性能や費用を比較しないでください。

製品 主剤等:硬化剤等/希釈 外壁の塗布量など 次工程までの標準間隔
エポプレミアムシーラープライマーJY 5:1/不可 0.13〜0.25kg/㎡、1〜2回塗りの仕様 25℃:3時間以上7日以内
プレミアムSSシーラープライマー 19:1/不可 0.13〜0.20kg/㎡、1〜2回塗りの仕様 25℃:水性上塗り3時間以上5日以内/弱溶剤上塗り16時間以上5日以内
ファインパーフェクトシーラー(2液形) 5:1/無希釈 サイディング:0.05〜0.12kg/㎡/回 23℃:4時間以上7日以内。高温時は3日以内
ハイパーシーラーエポ 5:1/通常不要 0.08〜0.13kg/㎡/回、標準1回 23℃:4時間以上7日以内。30℃は4時間以上3日以内
アレスダイナミックシーラーマイルド 5:1/無希釈 0.12〜0.18kg/㎡/回、標準1〜2回 23℃:4時間以上7日以内
エスケーハイブリッドシーラーEPO 5:1/無希釈 窯業系サイディング:0.08〜0.17kg/㎡、目安1回。吸い込みで回数調整 23℃:6時間以上7日以内

※数値は2026年11月2日に確認した公式製品情報・カタログによります。乾燥時間は温度・湿度・膜厚・通風・下地の状態で変わり、可使時間や下塗りを重ねる際の工程内間隔とは別です。製品名・色・上塗り材・旧塗膜を含む一組の仕様として確認してください。

窯業系サイディングの塗り替えで確認したい基本工程

以下は、DC・DS・DXウォールなどの塗り替えで確認する基本的な流れです。表面コートや目地、傷み方に応じて具体的な仕様を決定します。

以下の工程写真は、当社の小城市N様邸の施工記録から選んでいます。同記録ではDCウォール・XEコートMの品番を確認できないため、各工程を説明する参考写真として掲載しています。

1.仕様書・現地調査・メーカー照会で塗装仕様を決める

建築時の資料や修繕履歴と現物を確認し、外壁材、既存コート、ひび割れ、剥がれ、目地などの状態を整理します。型番が分かる資料があれば、調査時にご用意いただくと確認が進めやすくなります。

必要な試験施工を行い、メーカー指定の養生後に付着性を確認します。剥がれた場合は、塗料と既存塗膜の境目なのか、既存塗膜や基材の内部なのかも確認し、原因に応じて仕様を見直します。

2.汚れ・脆弱層を除去し、十分に乾燥させる

小城市N様邸の外壁洗浄工程の参考写真
当社施工記録より:塗装前の外壁洗浄の工程例。

塗料の付着を妨げる汚れ、藻・カビ、浮いた旧塗膜などを取り除きます。洗浄方法や水圧は、外壁・目地の状態に合わせて判断し、傷んだ箇所へ無理に水を押し込まないよう配慮します。

洗浄が終わっても、下地が濡れたまま塗装はできません。表面だけでなく、目地や凹凸部を含めた乾燥状態を確認します。

3.ひび割れ・欠損・目地を処理する

小城市N様邸の既存シーリング撤去工程の参考写真
当社施工記録より:既存シーリングを撤去する工程例。

補修材や目地の処理は、それぞれの部位と仕様に合わせて選びます。シーリング材と、ゴム状の乾式目地材であるガスケットを、同じものとして扱わないことも大切です。

目地上へ塗る場合は、塗料との適合や可塑剤による汚染、動きによる割れなどを確認します。補修と下塗りの順序も、シーリングの先打ち・後打ちなど採用する工法によって調整します。

4.必要な目荒しと、適合する下塗りを行う

小城市N様邸で外壁の下塗りを行っている工程の参考写真
当社施工記録より:仕上がると見えなくなる下塗りの工程例。

現場で決定した仕様に従い、必要な目荒しを行い、粉じんなどを除去してから下塗りします。材料は重量で正しく計量し、指定の攪拌・熟成・可使時間を守って使用します。

凹凸や目地の奥に塗り残しがないか、逆に塗料がたまっていないかも確認します。「一度塗った」という作業の有無だけでなく、必要な量が適切に塗れているかが大切です。

5.乾燥条件を満たして上塗りし、記録を残す

次工程は、各製品の塗り重ね条件を満たしてから行います。「触って乾いている」ことと「次の塗料を塗れる」ことは同じではありません。工期に合わせて時間を短縮せず、上限を超えた場合の処置もメーカーに確認します。

上塗りは採用仕様の回数・塗布量で施工し、使用材料・施工工程・確認結果を記録します。下塗り1回と上塗り2回が基本となる仕様もありますが、下地の状態や補助材によって工程が変わるため、3回塗り・4回塗りという回数だけでは品質を判断できません。

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クリヤー塗装はできる?XEコートMとKIRARI+で同じ判断をしない

「元の外壁の模様を残したい」という場合は、色付き塗装とは別に適合を確認します。アステックペイントの公開情報では、次の違いがあります。

対象 アステックペイントの公開情報
DC・DSウォールのXEコートM仕様 クリヤー材での塗り替えはスーパーSDクリヤーF-JYのみ可能と記載
DXウォールのKIRARI+仕様 光触媒クリヤー塗装のため、クリヤー材での塗り替えと透明下塗り材の選択は不可と記載

この違いを、単に「ダイワハウスの外壁だから」とまとめて判断しないことが重要です。上記はアステック製品での案内であり、他社製品すべての可否を示すものではありません。ベルサイクスや、他の光触媒仕様についても、それぞれの品番・状態を伝えて適合確認を行います。

また、透明な下塗り材は、クリヤー仕上げに使える下塗り材と同じ意味ではありません。日本ペイントのファインパーフェクトシーラーは、上塗りにクリヤー塗料を使用することを避けるよう案内しています。

クリヤー仕上げの可否は、既存塗膜への適合に加え、変色や剥がれ、補修跡などの状態も踏まえて判断しましょう。

資料:アステックペイントのDCウォール/DSウォール/DXウォールに関する公開情報

外壁の種類によって変わる塗り替え時期と、保証の確認

すべてのお住まいを「築10年だから塗る」「30年仕様だから点検しなくてよい」と判断することはできません。外壁のコーティング、目地、バルコニー防水、付帯部では、必要な確認や補修が異なります。

特に、高耐候コーティング面は、指で触って粉が付くチョーキングの有無だけで、材種やメンテナンスの要否を判断しないことが大切です。剥がれ・ひび割れ・目地の傷みや、過去の点検記録も合わせて確認しましょう。

また、住宅メーカーの構造・防水保証と、外壁の表面仕上げに関する保証は、同じ範囲とは限りません。契約時期や商品ごとの保証書・点検条件を確認し、工事前にメーカーへ保証の扱いを相談しておくと安心です。

資料:大和ハウス工業「住まいの手引き:保証・点検プログラム」

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佐賀・小城で塗り替え業者を選ぶときの確認ポイント

メーカー住宅の塗り替えでは、費用や上塗りのグレードだけでなく、次の点をご確認ください。

  • 既存の仕様:外壁材・コーティングを何の資料や調査で確認したか
  • 下塗り材:正式な製品名と色、その外壁へ採用する理由が説明されているか
  • 下地調整:洗浄、補修、必要な目荒し、目地処理が見積もりに含まれるか
  • 施工管理:塗布量、乾燥時間、試験施工・付着確認をどう扱うか
  • 保証・対応:施工後の保証範囲と、既存の住宅メーカー保証・点検契約の条件を確認できるか

比較するなら、同じ範囲・同じ補修内容をそろえたうえで金額を見ることが大切です。工事費用は、面積・足場・外壁や目地の傷み・必要な仕様によって変わるため、当社では現地の状態を確認してお見積もりします。

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見積金額だけでなく、面積・補修内容・工事範囲を比べるための参考にしてください。

当社の施工記録|小城市N様邸の外壁・屋根塗装

VEシステムズが施工した小城市N様邸の外壁塗装後の様子
小城市N様邸・施工後。当社のメーカー住宅のご相談・施工記録の一例です。

小城市N様邸では、外壁・屋根の塗装に加え、シーリングやベランダ防水などを施工しました。公開ページには、使用材料や工事内容、各工程の写真を掲載しています。

この事例の公開記録には、既存外壁のDCウォール・XEコートMの品番記載はありません。実際のお住まいの塗り替えでは、施工事例と外観が似ているという理由で同じ仕様を当てはめず、一軒ごとに確認することが大切です。

小城市N様邸の施工事例・工程写真を見る

佐賀でダイワハウスの塗り替えをご検討なら、VEシステムズへ

お客様が塗料の細かな専門知識をすべて覚える必要はありません。まずは「この家の外壁に、なぜこの下塗り材が必要なのか」を、施工会社に確認してみてください。

VEシステムズでは、佐賀市・小城市・神埼市を中心に、外壁塗装や外装メンテナンスをご相談いただけます。建物の状態を確認し、下地処理から仕上げまで、必要な工事内容をご説明します。

新築時の仕様書や過去の工事記録、他社のお見積もりなどがあれば、ご相談時の参考になります。資料が見つからない場合も、まずは状況をお聞かせください。

外壁塗装専門店 VEシステムズ株式会社
プロタイムズ佐賀兵庫店

「うちの外壁はどの種類?」「XEコートやKIRARI+に、この下塗り材でよい?」など、お気軽にご相談ください。

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電話受付:9〜19時・不定休

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投稿者コメント|同じダイワハウスでも、一軒ずつ仕様を確かめる理由

今回、XEコートMだけでなく他の外壁材やコーティングも取り上げたのは、「同じハウスメーカーだから、同じ塗り方でよい」と考えてほしくないからです。外壁材の名前が似ていても、表面のコートや目地が変われば、必要な下地処理や材料は変わります。

お客様がすべての製品名を覚える必要はありません。私たち施工会社が、資料と現物を確認し、「なぜこの下塗り材なのか」「なぜこの補修が必要なのか」を、分かる言葉でご説明する。その積み重ねが、納得して任せていただける工事につながると考えています。

VEシステムズは、佐賀で大切な住まいをお預かりする会社として、上塗りの性能だけでなく、仕上がると見えなくなる工程までお伝えしていきます。

執筆者紹介

米田 国生|VEシステムズ株式会社 代表取締役
外壁・屋根塗装、防水、雨漏り調査・修繕など、佐賀の住まいの外装メンテナンスに取り組んでいます。

参考資料・掲載情報について

本記事は、2026年11月2日に確認した大和ハウス工業および塗料メーカーの公開資料を参照し、VEシステムズが独自に整理した解説です。参照した資料名は本文中に記載し、塗料メーカーの製品情報には参照リンクを設けています。あわせて、関連する当社ブログへご案内しています。

製品・仕様は変更される場合があります。記載製品をすべての建物・既存コートへ一律に適用するものではありません。工事では、現場の確認と各塗料メーカーの最新仕様に基づいて、下地処理・色・下塗り・上塗りを決定します。住宅メーカーの保証は、別途、契約内容や保証書により確認します。

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